2023年初プレイで面白かったゲーム3つに選ぶくらいには面白かったゲーム。
もう2024年始まってるし、前回の記事からけっこう時間経ってますが、面白いゲームの紹介はいつしてもいいはず…!
どんなゲーム?
ボードゲーマーお馴染みDr. クニツィアの作品。
個人的には軽ゲーのイメージがありますが、これは中重量級ですね。
カードドラフトでアクションを決めて、順番にプレイしていくだけのシンプルなゲームになっているので、プレイ時間ほどの複雑さを感じません。
人数 | 2〜4人 |
時間 | 60〜90分 |
年齢 | 10歳以上 |
デザイナー | Reiner Knizia |
出版年 | 2021年 |
国 | ドイツ |
ルール概要
手番の流れ
1ラウンドにつき、アクションを4回(2人プレイの場合は3回)ずつ行います。
ラウンドが終わったらスタートプレイヤーを時計回りに変えていき、ゲーム終了条件を満たすまで続けます。
①(ラウンド開始時)手札として5枚ずつ配る
②各自手札から1枚ずつ選んで裏向きで出す
③残った手札を時計回りに渡す
ラウンド終了時まで渡されたカードを見ることはできません。
④スタートプレイヤーから順にカードを公開してアクションを行う
カードに対応する場所に自分のガラスマーカーを置きます。
基本的には置くたびに得点を獲得できるようになっており、同じエリアに連続して置くほど多くもらえるようなルールになっています。(詳細はルールブック参照)
また、エリアごとに先着順でもらえるボーナス得点と追加手番を獲得する条件が定められています。
追加手番を獲得した場合はボード近くに表向きで並べたカードの中から1枚選び、その場所にガラスマーカーを配置して得点を獲得します。
追加手番が連鎖することで1手番で3個以上置けることもあります。
カードに対応する場所にガラスマーカーを置く代わりに、カードの右上・左上に書いてある数字分、船を進めることとしても構いません。
⑤(ラウンド終了時)手札に残ったカードをボード近くに表向きで並べる
手札にカードが1枚(2人プレイの場合は2枚)余るので、そのカードはボード近くに表向きで並べます。
追加手番を獲得したプレイヤーの選択肢がここで補充されます。
ゲームの終了
終了条件のどちらかが満たされたときにゲームが終了に向かいます。
終了条件①:山札がなくなった場合
ラウンド開始時に山札がなくなった場合、そのラウンドが最終ラウンドになります。
(準備・プレイに問題がなければぴったりなくなります)
終了条件②:ガラスマーカーを置き切ったプレイヤーがいる場合
もしくは誰かが手持ちのガラスマーカーを置き切った場合、スタートプレイヤーの手前までカードの処理を解決して終了です。(ラウンドの途中で終了することもあります)
置き切ったプレイヤーの追加手番が発生した場合は準備時に取り除いておいたガラスマーカーを使ってください。
2人用バリアントルール(有志作成)
2人で遊ぶには微妙なので、何か手立てがないかとBGGを見ていたら発見したルール。
なんと有志の方が考案したルールのようです。
文字だけだったものをスレッドの中で別の方が図に起こしてくれていたりと、助け合いが発生していて良い。
ルールの変更点をざっくり説明すると「特定のマスに中立のガラスマーカーを置く」「残った2枚のカードをどちらも追加カード用にするのではなく、1枚選んで追加するようにする」というだけ。
試しに遊んでみましたが、公式で採用してもいいのではと思われるレベルでよくできていたのでご紹介します。
BGGで紹介されているのは英語 or ドイツ語だけなので、個人的に和訳&要約したものを下記ページに置いています。気になる方は参考にしてください。
我が家で勘違いしたポイント
準備時にガラスマーカー3個を取り除いておく
ゲーム準備時、各自ガラスマーカーを3個ずつ抜き出しておきます。
ガラスマーカーを置き切ったプレイヤーが追加手番を得たときにだけ抜き出したガラスマーカーを使うことができます。
人物(緑)のカードはアイコン通りに置かなくてもよい
人物カードだけはカードとガラスマーカーを置く場所のアイコンを一致させる必要はありません。
もし一致していた場合は置いた場所から得られる得点が2倍になります。(ただし、下層の得点は2倍にはなりません)
夫婦2人で遊んでみた感想
いぺの場合
シンプルなルールなのに、配られる手札でプレイヤーごとにそれぞれの得点戦略が生まれるのが楽しい!
手番順と手札運の噛み合いも大事になってはしまいますが、それが運と戦略のバランスをちょうどよくしている気がします。
BGGでは2人プレイの評価があまり良くないですが、2人でドラフトすると戦略性高まって楽しいので、ぜひバリアントルール試してみてほしい!
おすすめポイント
シンプルで遊びやすいルール
インストする側としては「カードを一斉に選んで、手番順に公開してアクションするだけ」ということをベースに、あとは置いたらどう得点が入るのか説明するだけ。
船以外はどのエリアに置いても「基本得点」「早取りボーナス」「追加手番」の3種類で統一されていて例外も少ないので、説明中にボードとカードのアイコンに絡めて説明しておけば、初プレイでもゲーム中に質問があまり飛んでこなかったような気がします。
カードとマーカーを置く場所が1対1で対応しているので、どのカードが残り何枚なのかもわかりやすいのもエラいですね。
カウンティングなんてしたくないよ!という私のような人にも優しい設計です。
自分の得点か…相手の得点阻止か…
「このカードを出すのがいちばん得点もらえるなー」
「でもこのカードをトップに回したらまずいよな…」
カードドラフトでアクションを決めるので、ずっとそんな感じのジレンマ。
手番順に公開していくルールによって、自分が何番手かも加味して選ばないといけない。読み合い楽しい。
えりの場合
ディズニーのゲームかと思ったけどそんなことはなかった(笑)
ゲームが終わったときにカラフルなタイルが並んでて、写真映えするなーと思った。
追加手番の連鎖が決まると気持ちいい!
たしかに箱絵の雰囲気はディズニーシー…!
例によってゲームシステムとテーマ性は関連しないですが、ゲームが進むほどカラフルになっていく盤面は気分が上がりますね〜
追加手番はこのゲームのテンション上がるポイントのひとつですね。
2連鎖以上できる手順を見つけたときの楽しさたるや。
ちなみに2人プレイと4人プレイをやってみましたが、4人プレイの方が好みだったとのこと。
人数が多い方がどのカードが回ってくるか推測しづらいので、運要素が高まって遊びやすいのが良かったかもしれません。
ただ、2人プレイでも楽しかったとのことなのでBGGの”Not Recommended”の票数はそこまで気にしないで試してみてほしい…!(願望)
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