4つの評議会 (Council of 4) <第二版>

ボードゲーム

ゲームマーケット2023春でCMONが販売していたゲームを入手することができました!
開始直後にCMONブースには長蛇の列ができていましたが、間違いなく目玉商品のひとつだったと思います。
早速遊んでいきますよ〜!

どんなゲーム?

プレイヤーは3つの王国が繁栄する帝国でビジネス拡大を目論んでいる商人です。帝国には6つの家系があり、その家系から選ばれた4人の貴族で構成された評議会に統治されています。
各王国の評議会に取り入って営業する許可を得たり、女王の援助を受けて商店を建設したりすることで帝国内での商売繁盛を目指します。

人数2〜4人
時間40〜70分
年齢14歳以上
デザイナーシモーネ・ルチアーニ、ダニエレ・タシーニ
出版年2018年(初版は2015年)
イタリア

ルール概要

・2人でプレイする場合の準備メモ

ゲームの開始の前に営業許可タイルを各王国の山札から1枚ずつ表向きにします。
それぞれに書かれたアルファベットに対応する都市に、使わない色の商人コマをひとつずつ配置します。(3〜9の商人コマがNPCとして置かれた状態で始まります)

1. 政略カードを引く

山札から政略カードを1枚引きます。

いぺ
いぺ

相手の手番で考えていたことを早く実践したくてよく忘れます…

2. アクションを実行する

メインアクション(必須)とクイックアクション(任意)をそれぞれ1回ずつ、好きな順番で実行します。

メインアクション

メインアクションは以下の4種類から1つ選択して実行します。

メインアクション①:評議員を選出する

各王国の評議会に選ばれた貴族を1人入れ替えて4コインを得ます。
ストックにいる貴族を1人選び、4つあるうちの任意の評議会の左端に入れて、右端を追い出します。

メインアクション②:営業許可タイルを獲得する

王国の営業許可タイルを得るためには、その王国にいる4人の評議員全員の許可が必要になります。
各評議員に対応する政略カードを捨てて評議員の許可をもらってください。カードがないとき、使いたくないときはコインを支払って買収します。
※ジョーカーはどの色のカードとしても使えますが、1枚につき1コイン支払います

その王国の表向きになっている営業許可タイル2枚のうち1枚を選んで、表向きで手元に置く
→タイルに描かれたボーナスを即時に受け取る
→タイルを補充

メインアクション③:営業許可タイルを使って商人を配置する

獲得した営業許可タイルのうち、表向きのものを1枚選んで裏返します。タイルに書かれたアルファベットに対応する都市に商人コマを置きます。

商人コマ配置ルール
・商人コマは1プレイヤーにつき1都市ずつ

・商人コマが既にいる都市に商人コマを置く場合、1人につき助手タイルを1枚支払う

・商人コマを配置した都市にあるボーナスを即座に得る。もし自分の商人コマが置かれた都市が新たに置いた都市に道で繋がっているなら(もしくは自分の商人コマが置かれた都市を経由して繋がっているなら)その都市のボーナスも再度得る。(ネットワーク内の都市ボーナスを置くたびに全てもらえます)

・自分の商人コマを同じ色の都市全てに置けたとき、1つの王国にある都市全てに置けたときには対応する早取りボーナスを獲得。
→もし余っていれば赤いボーナスタイルの上から1枚を一緒にもらう。
メインアクション④:女王の援助を受けて商人を配置する

王国とは別の場所にある女王の評議会を確認し、「メインアクション②:営業許可タイルを獲得する」と同じルールで政略カードやコインを支払って、女王コマがいる都市に商人コマを置きます。
女王を歩数×2コインを追加で支払って移動させて、商人コマを置く都市を変えることもできます。
(置いたときの処理は「メインアクション③:営業許可タイルを使って商人を配置する」と同じ)

クイックアクション

クイックアクションは以下の4種類から1つ選択して実行します。

①3コイン支払って助手タイルを1枚得る
②助手タイルを1枚支払って王国1つの営業許可タイルをリセット
③助手タイルを1枚支払って評議員を選出する(メインアクションと同じ。コインはもらえない)
④助手タイルを3枚支払ってメインアクションをもう一度行う(同じメインアクションでも可)

ゲームの終了

プレイヤーのうち誰かが商人コマを置き切ったら他プレイヤーは全員1回ずつ手番を行い、ゲーム終了です。

最終得点計算

最後に以下の得点を追加して、最もVPが高かったプレイヤーの勝利です。

・最初に商人コマを置き切ったプレイヤーに3VP
・Nobility Trackが最も進んでいるプレイヤーに5VP、2位に2VP
(1位が複数いる場合はその全員に5VP、2位以下はなし。2位が複数の場合はその全員に2VP)
・持っている営業許可タイルが最多のプレイヤーに3VP

同点の場合は余った助手タイルと政略カードの枚数合計が多い方が勝利です。

プレイの雰囲気

最初は6枚の政略カードが配られてスタートです。
このカードの色と王国の評議会のメンツを見比べつつ、どの王国を足がかりにするか考えていきます。

このカードに合わせて営業許可タイルを取るのか、評議員を選出して盤面をこのカードに合わせるのか…悩ましい。
フィギュアがあちこちにいて盤面は豪華に感じます。

ボードゲームではお馴染み、トラックも用意されています。
都市のボーナスや営業許可タイルのボーナスで進めていくことができ、道中に強力なボーナスや点数もあるので、できれば上げていきたいですが意識しないと上がりません…

メインアクション1回(6番目)があったり、無料の営業許可タイル(10番目)があったりとボーナスは良さそう。

えりさんは女王も駆使してオレンジの都市を狙っていくようです。
女王様は営業許可タイルのアクションを節約できるのがいいですね。早取りボーナス狙うには重要な存在です。お金さえ払えばどこにでも来てくれるし、王国には営業できるように口利きしてくれるし、僕たち商人の強い味方です。

女王様が来てくれると営業許可とかすっ飛ばして営業開始できます。女王様ありがとう!

終盤の盤面はこんな感じ。
私の赤い商人たちはなんとなく繋がりを意識していい感じに商人ネットワークが構築したいので、位置が固まってますね。
対するえりさんは同じ色の都市を制覇して早取りボーナスをもらうために少し点々としています。

なんやかんやあって、商人コマ10個は意外と早く置ききれてしまいました。1時間ほどでゲーム終了です。

私(いぺ)は76点という結果でした。先に全商人コマを置ききれたし、早取りも2箇所取れたしいい感じなのでは!?

えり「118点だったよ」
いぺ「…」

結果、76 – 118でした。どうやら76点はダメダメのようです。惨敗!笑

夫婦2人で遊んだ感想

2人プレイでも十分面白かったです!
先取りボーナスがあるので商人コマを散りばめて同じ色の都市をを狙いたい。でも隣接した都市に商人コマを置いていくとボーナスがたくさんもらえるんだよなあ…というジレンマが悩ましいゲームですが、2人でもバッチリ発生します。
早取りをどこまで急ぐか、タイミングを見るのが相手だけになるので遊びやすさだけで言えば2人プレイのほうがいいかもしれません。

ただ、メインとなるのは早取り要素なのでプレイヤー人数は多い方が盛り上がりそうですね。BGGでも2人プレイの評価は悪くないですが、3〜4人ベストとされる理由もわかります。

何よりも、フィギュアが盤面を豪華にしてくれるのがいちばんテンション上がりました。(得点マーカーまでフィギュアになっているゲームなかなかないのでは…?)
ボードゲームで遊んだ感がある中量級ゲームは重宝するのでこれからも遊んでいきたいです。

おまけ

あれ?そういえば他の商人コマより少し大きめの商人コマの出番なかったな…ルール読み飛ばしたか?

このフィギュア、自分の担当する商人(色)をわかりやすくするためのフィギュアのようです。

………贅沢!!

購入情報

CMON JAPANの公式サイトで購入するのがよさそう。

Council of Four【英語版】
帝国は3つの王国によって形成され、富と繁栄の時代を生きている。各王国は4人の貴族からなる評議会によって統治されている。有力な6つの一族のメンバーが評議会に席を置き、王国を率いている。プレイヤーは裕福な商人となり、3つの王国の都市内に自分の商...

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