どんなゲーム?
『ウイングスパン』の姉妹作で、魚がテーマのエンジンビルド系ボードゲーム。プレイヤーは海洋研究者となり、浅海から深海までの3つのゾーンに魚を配置しながら得点を競っていく。デザイナーは『ウイングスパン』とは異なり、David GordonとMichael O’Connell、Stonemaier Gamesが担当しており、スパン系の大枠は残しつつ、ルールが全体的にシンプルになったことで少し違ったゲーム感になっています。
| 人数 | 1〜5人 |
| 時間 | 45〜60分 |
| 年齢 | 10歳以上 |
| デザイナー | David Gordon、Michael O’Connell |
| 出版年 | 2025年 |
| 国 | アメリカ |
概要
手番では2つのアクションのどちらかを選びます。
・手札から魚カードをプレイして自分の海洋ボードに配置する
・3つのダイビングスポットのうち1列を選んで「潜水」し、配置した魚のボーナスを発動させる
1ラウンドにつき6回アクションを実行したらラウンド終了。ラウンドごとに全プレイヤー共通の目標が決められており、達成度合いに応じて点数を獲得することができます。
4ラウンド制で、各ラウンド終了時に獲得した目標の達成得点に加えて、ゲーム終了時には魚カードと残った資源から得点が入ります。ゲーム終了時に合計得点の一番高いプレイヤーが勝利です。
夫婦2人の遊んでみた感想

カードを出していき、少しずつ強くなるアクションを楽しめるスパンシリーズの良さは残しつつ、ルールやカードのシンプル化が良い味変になっていました。
手札の公開やカード効果のスリム化で初心者向けのチューニングのように感じますが、それと同時に餌のランダム性も排除されているため、より高い得点のためにはしっかり考えないといけないようになっているのが、ゲーマーでもしっかり遊べる良いポイント。
ただ良くも悪くも得点効率良く動くことを目指すソロパズル感が増しており、そこが良いかは人によって変わりそう。

個人的には『ウイングスパン』の方が好みかな。
あちらは餌の取得にもダイス運があって、「このエサが出たからこのカードは出せない、じゃあこっちにしよう」という一手一手のアドリブが楽しいんだよなあ。魚より鳥の方が華やかで見てて楽しいし…
ただ、『フィンスパン』は手札に運要素が絞られている分、シンプル。捨てたカードを拾いやすい仕組みも親切で、「使いたいけど今じゃない」というカードを引いた時のストレスが少ないのは嬉しいね。
おすすめポイント
手札の公開制やルールとカード効果のシンプル化によって、遊びやすいだけではなくインストもしやすくなりました。
自分のやりたいと思った計画が崩れてしまうことも起きづらく、中重量ゲーム入門としておすすめできるゲームのひとつにはなると思います。
それに加えて、資源の一種である幼魚を一箇所に集めると群れとなって得点が伸びる仕組みがパズル的な面白さを加えており、単純に初心者向けにライト化されただけではないな、というのも感じます。
『ウイングスパン』とは異なりカードは常に山札から引くようになったものの、自分が捨てた手札に比較的簡単にアクセスできるようになったため、引いた魚カードとラウンドごとの共通目標からどのように動くか、見通しが立ちやすくなっているのも良いですね。
気になるポイント
ルールからランダム要素が減ったことで、『ウイングスパン』はそこが気になっていたゲーマーにとっては楽しみどころがわかりやすくなったと思うけれど、難易度が高いパズルではないのでそういったゲーマー達に刺さるのかは疑問。
あと、元々少なかったインタラクションがさらに薄くなっているのは寂しいところ。
カード効果に全プレイヤー対象のボーナスを引き起こすカードがそこそこ入っており、そこで他のプレイヤーを感じるくらい。
また、あくまでもスパンシリーズを引き継いでいる作品なので、総合的なプレイ感はスパンシリーズだな、という感じはします。『ウイングスパン』で合わなかった人にとって『フィンスパン』で評価が劇的に改善することはなさそう。(こっちの方が楽しめるな、くらいはあるかも)
スパンシリーズは好きだけど、もっと難しくてもいいという人は『ワイアームスパン』の方が合いそうなので、やはり入門的な立ち位置になるのかな〜。

コメント